アダムとイブ伝説!

沖縄本島の沖合に、古宇利島(こうりじま)という小さな島があるのをご存知ですか。恋島とも呼ばれるこの小さな島には、アダムとイブにそっくりの古代楽園伝説が語りつがれています。
 
遠い昔、古宇利島には二人の若い男女がくらしていました。二人とも素裸でしたがはじらうでもなく無邪気に、天から降ってくる餅を食べながら遊び暮らしていました。
 しかしある時、二人はふと不安になり、食べ残した餅を明日に蓄えることを覚えます。すると、天は突然、餅を降らせるのをやめてしまうのです。二人は驚いて神様に懇願しますが、天から餅が降ってくることは二度とありませんでした。やむなく彼らは自分たちの手で魚貝を採り、働きくらすようになります。
 そんなある日のこと二人は海辺で不思議な光景を目にします。
水の中で一対の海馬(タツノオトシゴ)が尾をからめ合いながら浮き沈みしているのです。交尾というものを始めて知った二人は、それまでにない不思議な興奮を感じます。とりわけ男のほうは、気持ちの昂ぶりがそのまま雄雄しくそそり立ってしまった!慌ててクバの葉え隠しますが、そのあとは…もうお分かりでしょう。
 島には、男女が子作りに使った洞もあるそうです。二人のつくった子孫は島じゅうにふえ、やがて海を越えて他の島々へ広がったということです。
 
 もしも海馬がいなければ、人類は今のように繁栄していなかったかもしれませんね。

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