10人の騎士たち

「・・・・・・そして王子と姫は幸せに暮らしましたとさ。どう、おもしろかった?」
僕は隣に寝ている彼女にささやいた。彼女はかわいくうなずいた。

「でも、ひとつだけ気になるね。王子を助けた10人の凄腕の騎士たちって、そのあとどうなったの?」
「うん、騎士たちのあまりの強さにビビッた神々が、10人をそれぞれ動物や草や木に変えて、世界のあちこちに飛ばしてしまった」

「スゴ〜イ♪何に変えられたのかな」
「スッポン、トナカイ、オットセイ、タツノオトシゴ・・・・・・。
散り散りになった伝説の10人を再び集めた時、恋人たちに《愛の魔法》が起こると言われてるんだ。」

彼女は目をキラキラ輝かせた。

「どんな魔法?」

僕は「こんな魔法さ」とウインクすると、再び彼女におおいかぶさった。

[END]

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